ジ・アッチィー(大分プロレス)中年よ大志を抱け~夢のリング、アメリカへ~鑑賞記
皆さんは、大分プロレスのジ・アッチィーという選手をご存知でしょうか?
恥ずかしながら、同じ九州でありながら、私は知りませんでした(^_^.)
先日、テレビの自動録画で(プロレスを登録してある)、「中年よ大志を抱け~夢のリング~アメリカへ~」という番組が録画されていました。
「何だろ?これ」と思い見てみたのですが、内容がとても良かったのでご紹介したいと思います。
【目次】
- 【ジ・アッチィーが、プロレスで唯一、やり残した忘れ物】
- 【ジ・アッチィー、やり残した夢に向かって動き出す】
- 【アメリカで待っていた菊タロー】
- 【夢のリングは、FSW】
- 【そして、ジ・アッチィー、夢のリングへ】
- 【中年よ大志を抱け~夢のリング、アメリカへ~まとめ】
【ジ・アッチィーが、プロレスで唯一、やり残した忘れ物】
この店のオーナーは、大分プロレスの元プロレスラー「ジ・アッチィー」です。
大分プロレスは、2017年の7月に解散興行を行い、そのリンクでジ・アッチーは、かつての憧れの存在だった元UWFの藤原喜明、船木誠勝を相手に引退試合を行っています。
その引退から2年を経たいま、やり残した夢があるそうです。
それは、プロレスの本場であるアメリカのリングで試合を行うこと。
それだけが、やっていなかった、唯一の忘れ物。
その未練があるせいか、現役だった頃の写真は、店の奥、人目に付かない所にそっと飾られていました。
やはり、完全にやり切っていないという気持ちから、自信を持って飾れないというところもあるのでしょうね。
【ジ・アッチィー、やり残した夢に向かって動き出す】
「自分が納得していないなら、やるしかない」と、そのやり残した夢に向かって、ジ・アッチィーはトレーニングを再開します。
引退の原因にもなった腰は、骨が変形しているそうです。
同時に、アメリカで活動しているレスラー仲間に連絡を取り、上がれるリングを探します。
そして、ついにラスベガスのローカル団体への出場が決まります!
出発前には、かつての大分プロレスのメンバーが壮行会を開いてくれ、「もう一回だけ、やらしてくれ」と決意を表明します。
お店の扉には、「心の奥底に眠っていた夢に挑戦するため、武者修行で休業」するとの貼り紙をし、いよいよアメリカへ。
【アメリカで待っていた菊タロー】
アメリカ、ロサンゼルスで待っていたのは、菊タローという選手です。
何か、このマスクは見た事があるようなないような(^_^.)
この菊タロー選手も、「このまま年を取ったら、何であの時に行かなかったのだろう」と後悔したくないと、40才になった時にカバン4つとリュックを背負ってアメリカに来たそうです。
言ってみれば、ジ・アッチィーの思いと同じですよね。
だから、力になりたいと思ったのでしょうね。
「やって良かった」「今が一番楽しい」と菊タロー選手。
【夢のリングは、FSW】
ジ・アッチィーの復帰戦の舞台は、FSWという団体です。
復帰戦に向けて、FSWのリングで受け身の練習をしますが、ここでハプニング。
激しい受け身の練習の最中に、古傷の腰を痛めてしまいます。
動けない者は、リングに上がれないのがプロのリング。
菊タロー選手からも「金を取っているリングだから」と「見に来ているお客さんには事情は関係ない」と厳しくも、プロとしては当たり前の一言。
【そして、ジ・アッチィー、夢のリングへ】
最初の試合は欠場したみたいですが、いよいよ復帰戦の舞台です。
対戦相手は、ロビー・リットという若手選手。
ジ・アッチィーのコスチュームを初めて見ましたが、FMWの故ハヤブサ選手に似ていますね。
このリングで、ジ・アッチィーは、初めてブーイングを浴びます。
試合展開は、さすがベテランですよね。
以外だったのが、ライガーボムでアッチィーが勝ってしまったこと(@_@)
復帰戦のリングとはいえ、かませ犬的な役割だと思っていたら、勝っちゃった!
そして、試合後に英語で「私の夢はアメリカのリングで試合をする事でした」「そして、今日夢が叶いました!Thank you USA」とスピーチ。
試合後は「終わったー」と叫んでいましたね。
「あんなに激しくて、素晴らしい事をやってきたんだなぁ」と引退後もくすぶっていた気持ちに、ようやくけりが付いたようです。
そして、店の奥に飾られていた写真は、人目に付くところに置き換えられる事になりました。
【中年よ大志を抱け~夢のリング、アメリカへ~まとめ】
今回は、「中年よ大志を抱け~夢のリング、アメリカへ~」鑑賞記を書いてみましたが、いかがだったでしょうか?
実は、私のほうが少しだけ年上なんですが、ジ・アッチィー選手とは、ほぼ同世代なんですよね。
私の場合は、伝統武術のほうに流れていきましたが、UWFに憧れて、格闘技を始めたのも同じです。
私達くらいの世代になると、もう10年後、20年後の自分も明らかに見えてきて、だからと言って、何かを新しくやる体力も気力も衰えてきて、結局はそのままという事も多いと思います。
同世代として、勇気をもらいましたね。
ジ・アッチィー選手は、行動力があって、かつ謙虚だし、どの世界でも成功できるような方だなと思いました。
でも、どうですかね?またリングに上がりたくなるのでは(^_^.)
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女子プロレス絢爛(けんらん)の90年代。書評レビュー
1990年代に行われた女子プロレスの団体対抗戦。
対抗戦と言えば、いまだに語り継がれるのは「北斗昌vs神取忍」ですが、他にも名勝負はたくさんありました。
表紙に魅かれて、「女子プロレス絢爛の90年代」を読んでみました。
【目次】
【巻頭ロングインタビュー アジャ・コング】
アジャコングと言えば、どうしてもブル中野との抗争が目に焼き付いていて、対抗戦のイメージはないのですが、当時はどのような心境だったのでしょうね。
ふむふむ、タッグマッチですが、神取ともやっているのですね。ただ消化不良だったようですが…。
ダイナマイト関西とは、納得のいく戦いもできていたようです。確かにアジャと戦うとなると、相手もそれなりの体格でないと務まらないかも(^_^.)
あと北斗vs神取戦の舞台裏なども書かれています。
全体的にみて、やはりトップのヒールレスラーって、本当に頭がクールですよね。冷静に当時の対抗戦ついて語られています。
【北斗晶という生き方】
日本一有名な女子プロレスラーとも言える「北斗晶」について、本項ではロッシー小川氏が寄稿しています。
小川氏が北斗晶の名付け親だそうです。
内容については読んで頂くとして、やはり、あの時代の北斗晶は、異質な輝きを持っていましたね。
【神取忍の仕事の流儀】
意外だったのは、ブル中野を認めていたこと。
あと天龍戦についても語られていますね。
【豊田真奈美×井上京子】
対抗戦時代は、まだ若手といった感じの彼女たちのインタビュー記事です。
ただ内容的には、対抗戦というよりも…。
【工藤めぐみ】
続いては、FMWのエースだった工藤めぐみのインタビュー記事です。
内容については、生い立ちから、全女時代、プロレスを離れていた時期についても語られていますね。
そして対抗戦では、ブル・北斗組やアジャ・コング、また神取忍とも対戦しています。
私は個人的にファンでしたね。今でもきれいですね!
カラーページは、ここまでで、中盤以降は、以下の選手達のインタビューを中心としています。
シャーク土屋選手は、大変だったんですね。
その後は、外人レスラー、そして巻末では、吉田万里子選手のインタビューが掲載されています。
【女子プロレス絢爛(けんらん)の90年代の総合評価は?】
読んでみた感想としては、やはり女子プロレスの第三次(?)ブームという事になるのかなぁ。
あの時代は、男子も含めて、どんどん技が過激になって、深いダメージを負いながらも、彼女たちの青春ですよね。
一番熱い時代。
それを、50才前後になって、改めて振り返って、良い時代を過ごされたのでしょうね。
読み始めたら、サーっと読み終わってしまいました。
総合評価は、☆☆☆といったところでしょうか。
みなさん、引退後も頑張ってらっしゃるみたいです!
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